2016年05月
たかがロクハン、されど・・・
オーディオをかじったことのある人なら誰でも知っている、ダイアトーンP-610 。
口径16cmフルレンジスピーカーである。
三菱電機が、ラジオに内蔵させるために開発したスピーカーだったが、採用されなかった。高性能すぎて、当時のラジオに使うと、ノイズまで再生してしまうからだった。
そしてNHKの放送用に採用されたのは、ご存じの通りである。
1960年代から70年頃、手にしたのは最初の写真のもの、P-610Aが、放送規格のBTS規格、16Ω、許容入力3W、データ表が付いてきた。当時1700円。
8ΩのJIS規格品がP-610B、1500円だった。この頃パイオニアからもPE-16と言うBTS規格品が出ていて、マグネットにはカバーがしてあり、縮み塗装がしてあった。
コーン紙に「DIATONE」の金色のシールが貼ってあるが、最初に手に入れた物は、白色のスタンプ文字だった。
その後アルニコマグネットが高価になって製造中止、マグネットをフェライトにしたものが、P-610FA,P-610FBとなって復活、値段も少し上がった。その後再びアルニコマグネット使用のものがP-610DBとして発売されたときは一発6500円、エッジは発泡ウレタン打ち抜きから、材質を変えてロールエッジになり、許容入力は7W、センターキャップの材料をチタンにして20000Hzまで高域を伸ばしたものになった。
写真はいずれもオークションサイトから借用。
時代はハイパワーアンプの時代になり、スピーカーも小型が幅を利かすようになると、これも姿を消す。そして発売50周年記念で、このユニットを復活、値段は一個10000円、指定箱入りを2発で35000円ほどで手に入れた。それが下の写真。
ここからでももう20年近く経つ。
今でも人気のあるモデルだが、驚いたのは、50年も前の未使用新品がオークションに出品されていた。ウレタンエッジも崩れていないがたぶん袋から出してコーンを振動させれば、ハラハラと崩れるであろう時代物である。
これの落札価格が、これ!
P-610DBも、同じく未使用新品が出ていたが、こちらは、一本20000円で落札されていた。
ウレタンエッジは必ずボロボロになるので、張り替えなければいけない。当時は、鹿革エッジが売られていたが結構高価だった。SPユニットよりちょっと安いくらい、(1本分3000円位だったか)4分割してあった。
現在は成型した寸法ピッタリのものが簡単に手に入る。だが、LE8T用が2000円台なのに対し、これ用は3000円する。鹿革の円形打ち抜きもあるがもっと高価である。
まさか、時代を超えて高値を予想したわけではあるまいが、保存して眺める物でも無い。まあ、人それぞれ、好きずきではあるが。
防災訓練
28日、利根川河川敷で行われた防災訓練のお手伝い。
予行演習の練習からだったので、早朝6時前からの立ち会いだった。
練習、予行演習が終わって、本番開始は10時からであった。
セレモニーを終え、開始宣言と同時に花火が上がって訓練開始。豪雨のため利根川が増水、予断を許さないという設定である。まず巡視員が、堤防上で亀裂を発見。
指令を受けた水防団員が出動、様々な工法による予防措置がとられる。
次に、堤防中断で水漏れ発見。
そして水位が減少するも、堤防下段で水漏れ箇所発見、対応に向かう。
それぞれの場所によって、様々な対応工法が有り、全てを演習。
最後は自衛隊参加による水難救助訓練、川に救助待ちの二人を発見、ヘリコプターの出動である。
残る一人は救命艇で、無事二人を救助。
この後閉会式、ここでも花火の合図。予定よりやや早く無事訓練を終えた。
この日の音響は、メインスピーカーはソフトホーン8本、MCマイク2本、ワイアレスマイクはハンド型4本、タイピン型1本、アンプは、ハイインピーダンス型300Wであった。本番前、ワイアレスマイクの混信障害が出たが、本番では現れず無事終了した。私はお手伝いであるが胸をなで下ろしホッとする瞬間である。
知らないうちにWindows10に・・・・・
先日友人から、知らないうちに(意図して操作していないのに)勝手にパソコンがWindouws10にアップデートしてしまった、と言う苦情を聞いた。一通り更新が終わった所で、すぐ7に戻したのは言うまでも無い。仕事で使っている大事なプログラムが、10では動作しないからだ。
この春以降、そういう苦情が増えているそうだが、こんな記事が目に付いた。
ご参考に。