タケチャンのblog

今日がだめなら明日があるさ、明日がだめなら明後日が・・・。何処まで行っても明日がある。

2010年10月

台風の影響で屋外作業が 出来ないため、早めに帰ってくると、
NHKからCDが届いていた。
森繁久弥の歌唱集だ。
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知床旅情が流行った頃に彼のLPを買って以来のことである。
森繁を好きになったのは、思い起こせば、小学校の頃、
「日曜名作座」の「ビルマの竪琴」を聴いてからである。
 
このLPによって、「行春哀歌」を知り、覚えた。
 
 
 
 
以前に朗読のCDは手に入れてあった。この中に、「行春哀歌」の朗読もあった。
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高校の同級生で、京都の地で結婚し、暮らしていた友人がいた。
すっかり都になじんだ彼に、いつか京都中を案内して貰う約束をしていたのだが、
いつしか年月は過ぎ、実現出来ないまま、彼は急逝してしまった。
 
 
夏、彼の霊前に「行春哀歌」の森繁の朗読を捧げた。
歌詞は、旧制高校時代の寮歌であるが、
心情がぴったりであった。
 
 
 
 
 
 
 静かに来たれなつかしき
友ようれひの手をとらん
くもりてひかる汝が瞳に(ながまみに
消えゆく若き日はなげく
 
われらが影をうかべたる
黄金の盃の美酒は(こがねのつきのうまざけは
見よ音もなくしたゝりて
にほへるしづくつきむとす 
 
げにもえわかぬ春愁の
もつれてとけぬなやみかな
君が無言のほゝえみも
見はてぬ夢のなごりなれ
 
かくも静かに去りゆくか
ふたつなき日のこのいのち
うたへる暇もひそびそと
うするゝかげのさみしさや
 
あゝ青春は今かゆく
暮るゝにはやき若き日の
うたげの庭の花むしろ
足音もなき「時」の舞 
 
友よわれらが美き夢の
去りゆく影を見やりつゝ
離別の酒を酌みかはし
わかれのうたにほゝゑまん 
 
 
 
そして別れを色々経験すると、森繁御本人のこの詩も
胸に染み入るのである。



この鉄道に乗って通っていた頃は、
田園風景は余りに身近すぎて、
こんなつまらない風景の何処が良いんだろうと
思ったりしていた。
世の中が高度成長期の頃は、みんな車に乗って
鉄道には乗らないから本数が減る、便数が減るのでますます鉄道離れが起きる。
置きざりにされたような時代もあった。
 
だが、絵になる鉄道として人気になると色々
良さを思い起こさせてくれる記事や本が出てくる。
 
身近にいる人や、いつも撮影している人には
もっと良い撮影ポイントがあって、ガイドブックなど要らないのだろうが、全駅をいつも見ていられる
訳ではないので、見応えはある。
 
小湊鐵道主催の写真展が毎年開かれるが、
会社の人に聞いたら、入選作品をまとめて本にしたりすることは、やっていないし、考えてもいないらしい。
素晴らしい作品が多いので、残念である。
(関連記事はこちら

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Nikonから 3Dフォトフレームが発表になった。
MyPicturtown会員貸し出し専用で、販売はしないという。
レンチキュラーレンズ方式で、眼鏡の必要はない。画像は、2Dを3D変換した物を見ることになるのだが、会員は月額1995円で、アップした写真を3枚まで無料、後は一枚当たり300円で変換してくれるようである。
従来のレンチキュラー式と違うのは、水平解像度が落ちないように、水平方向倍密度ピクセル方式の
液晶パネルを採用、2Dと同じ解像度であるという点。
動画も配信するようだ。
なを、左右2画面で撮った3D画像への対応は不明。説明文では、触れていない。
3D機材を持たなくても良い、と言うのが売りのようなので、当面は、対応も無し、
3Dカメラの発売も当分はないのかも。

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アナログ音源機器が姿を消す中、
こういう雑誌が店頭に並ぶようになると、
「小型映画」が「ビデオサロン」に替わった時のように、変化と進化を否応なしに実感させられる。
 
アナログ音源も機器も、過去の資産が一杯あるので、まだまだ元気であるし、大事にしたい。
が、日常聴くとなると、手軽さ、便利さから、
どうしても、PCオーディオになってしまう。
アナログ音源のように神経をとがらせなくても、
ほどほどの「良い音」は、簡単に再生出来てしまう。
 
ネット配信では、CD以上のハイレゾ音源が、簡単に手に入るし、再生環境も、ホントに手軽になってきた。
 
だが、従来の雑誌でもそうだが、物の道理をよく考えないと、とんでもない「モンスター」が、こういう新しい内容の雑誌にも巣食っている。
昔からオーディオを趣味にしてきたベテランなら、惑わされることもないと思うが、
中途半端にかじった人たちが、底なし沼に引き吊り込まれないように祈るばかりである。
 
 
 
沼から足が抜けない者が、何を言っても説得力無し、か。
 
 

23日土曜日、印西牧の原コスモスの丘の様子。
ボランティアの皆さんのおかげで、昨年より綺麗に咲いていた。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
写真は携帯の10万画素なので、・・・・・。

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